大気汚染や地球の温暖化、資源の枯渇など、地球環境に影響を与えない、CO2削減を目指したクリーンなエネルギーとして、風力、太陽光などによって得られる電力の利用はますます高まっています。 さらに環境保全の見地のみならず、これら自然の力を利用した自己完結型の電力供給システムこそ災害時に有効な非常電源装置として見直されています。
阪神大震災では電気、ガス、水道、通信などのライフラインの寸断が、多くの人々に計り知れない影響を与えたことは周知の通りです。 以後、様々な地域防災対策が行なわれ、その一つとして広域避難場所案内標識のような施設が各所で設けられています。 しかし災害発生が深夜である場合は、さらに大きな混乱を招くことが予想され、停電時でも発電可能な、自立した電源システムによって、安全に避難場所まで誘導できる防災型案内標識の開発が急務とされていました。 特に今般建設省から公にされた「防災整備プログラム」に基づき地方自治体が行なう防災公園の策定と推進が従来以上に加速されることになるでしょう。
テック大洋では太陽光発電を主とするバス停留所標識、避難誘導標識を全国各都市に設置してまいりました。
さらに、太陽光発電装置と風力発電装置を組み合わせた、ハイブリッド電源供給システムを提唱しております。
太陽光発電、風力発電、ハイブリッド電源供給システム、テック大洋のクリーンエネルギー製品は、防災拠点の整備推進が進められている都市公園の機能を高めます。
太陽電池によって日中の太陽光を電気エネルギーに変えて蓄電池に蓄え、日没以降は高輝度発光ダイオードにより表示部を照明する、自己完結型の電源供給方式による製品です。 日没と共に点灯し、一定時間以降は自動的に消灯いたします。 太陽光があたるところであれば場所を選ばず、曇天、雨天日が数日間続いても点灯可能です。
小型風力発電装置を用いて、街灯、表示板、アナウンスシステム、情報通信システムなど、都市公園の防災施設へ応用した製品で、防災拠点の設備に最適な電力を供給できるようにしました。 また風力発電は発電ユニット部分が高所に位置し、風によってブレードが回転しているため、メンテナンスは危険とされていました。 しかし当社の製造技術によってこの弱点を解決し、発電ユニットのメンテナンスを地上で安全に行なうことも可能になりました。 街路灯、公園灯に多くの実績があります。
太陽光発電、風力発電などの異種エネルギーが相互に補足しあうことによって、自然エネルギーにまつわる不安定要素を解消し、より安定した電力を供給する高度な発電システムです。 いずれも商用電源からの配線工事や埋設工事が一切不要で電気料金もいりません。 蓄電池は高性能密閉型ですから、保守、保水などのメンテナンスも軽減できます。