エクステリアの建材選びのポイントを解説!機能性とデザインを両立させるには?

建物の印象を左右するエクステリア。来訪者や地域住民に対する第一印象を決定づけるだけでなく安全性や利便性、さらには防犯性にも大きく関わってきます。そのため使用する建材は見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさといった機能性も求められます。
本記事では、エクステリアに使用される主な建材の種類と特徴、そして部位ごとの選定ポイントを解説します。美観と機能の両立を図るうえでの参考にしていただければ幸いです。
エクステリア建材の主な種類と特徴
エクステリアに使用される建材は、使用する場所や目的によって最適な素材が異なります。以下に代表的な素材とその特徴を紹介します。
鋼材
耐久性が高く、コストメリットがあり重厚感がある素材です。様々な利用用途があり、鋼材自体の種類も多岐にわたります。普通鋼材は錆による腐食を防ぐため表面処理が必要になりますが、耐候性鋼材やステンレス鋼材などは一般的な屋外環境ではメンテナンスフリーでも使用することができる鋼材もあります。
おすすめ用途
門扉、フェンス、その他の鋼構造物など
アルミ
軽量で耐久性が高く、錆びにくいという特性を持ちます。門扉やフェンス、カーポートなどに多く使われており、メンテナンスの手間が少ないのも魅力です。加工がしやすくデザイン性にも優れるため、近年では木目調や石調のアルミ建材も多く登場しています。
おすすめ用途
門扉、フェンス、カーポートなど
木材
自然な温かみと風合いが魅力。デッキ材、テラス、ベンチなどとして多く使用されます。天然木は経年変化を楽しめる一方、腐食や虫害のリスクがあるため、防腐処理やメンテナンスが欠かせません。人工木材(再生木材、合成木材、樹脂木)を使えば、メンテナンス性を向上させながら木の質感を再現できます。
おすすめ用途
デッキ、テラス、ベンチなど
コンクリート
構造材としての強度に優れており、歩道や駐車場、壁面などに使用されます。打ちっぱなしでスタイリッシュな雰囲気を出すことも可能です。表面の仕上げや色味によって、無機質な印象を和らげることもできます。
おすすめ用途
歩道、駐車場、外構基礎など
石材
重厚感や高級感があり、外構のアクセントとして使われることが多い建材です。耐候性に優れており、経年による劣化が少ないのも魅力です。ただし、コストが高めで施工にも技術が求められます。
おすすめ用途
外壁、アプローチ、門周りなど
ガラス
視覚的な開放感を演出できるため、エントランス周辺などに使われます。透明性を活かして圧迫感をなくし、開放的な空間を演出できます。安全性を考慮し、強化ガラスや合わせガラスが用いられます。
おすすめ用途
フェンス、目隠し、建物外装など
銅材
耐久性が高く、長期間美しさを保つ素材です。銅材は、時間が経つごとに表情が緑青(ろくしょう)と呼ばれる青緑色に変化し、アンティークな風合いが魅力。防腐性・耐久性に優れ、神社仏閣などでも使われている素材です。個性的なデザインを求める方にはおすすめ。
おすすめ用途
オブジェ、表札など
エクステリアの建材選びのポイント
ここでは、「門柱」「フェンス」「デッキ・テラス」「カーポート」別に建材選びのポイントを解説します。
門柱
門柱は来訪者を迎える空間の顔ともいえる存在。施設の印象や機能性、安全性、メンテナンス性に大きく関わる重要な要素です。周囲の建築や自然環境との調和、長期間利用に耐えられるか、維持管理が容易であるか、強風・地震時の倒壊リスクや初期費用とランニングコストのバランスなど考慮する必要があります。
ポイント
- 耐久性と意匠性のバランス
- 設備との一体設計
- 防犯性の確保
フェンス
フェンスはプライバシー保護や防犯、防風などの機能が求められます。景観との調和も大切です。
ポイント
- 安全性(高強度、安全な高さ、形状など)
- 適度な視線遮断性
- メンテナンスのしやすさ
デッキ・テラス
休憩スペースや多目的な屋外空間として機能するデッキやテラスは、安全性と快適性が重要です。木材を使用する場合はハードウッドや樹脂木を選ぶことで、メンテナンスの軽減につながります。
ポイント
- 滑りにくさ(ノンスリップ加工)
- 熱反射・吸収率のバランス
- 経年劣化の耐性
カーポート
車両の保護に加え、エントランス周りの印象を決める役割も担います。耐候性・積雪対応・強風対策など地域特性も踏まえる必要があります。
ポイント
- 強度、耐雪・耐風設計
- 紫外線カット機能
- メンテナンスの容易さ
- 周囲とのデザイン調和
エクステリア建材を選ぶ際には
エクステリア建材の選定では、以下の点を総合的に判断することが大切です。
- 使用目的に合った機能性の確保
- 周囲との調和を意識したデザイン性
- 長期的なメンテナンス性と耐久性
- 施工のしやすさやコストパフォーマンス
特に不特定多数が利用する場所では安全性、耐久性、周辺環境との調和、そして将来的な維持管理まで考慮する必要があります。特に、風雨や紫外線など過酷な外部環境にさらされる建材は、長期的な視点での選定が求められます。
テック大洋工業の製品で安心と美しさを実現
テック大洋工業は、長年の施工実績と建材の知見をもとに、最適な建材・施工プランをご提案します。
門柱・フェンス・デッキなど、幅広い外構工事に対応した製品開発に取り組んでおり、景観性と機能性を両立させたい方に最適なソリューションをご提供します。
外構工事をお考えの方は、ぜひ一度テック大洋工業の製品をご検討ください。プロの視点で最適な建材選びをサポートいたします。
まとめ
エクステリア建材は、素材ごとの特徴を理解し、使用する場所に最適なものを選ぶことで、長く快適に使える屋外空間が実現できます。専門メーカーの製品やノウハウを活用することで、より理想に近いエクステリアづくりが可能になるでしょう。