
テック大洋工業は、街の景観を高める各種ポール製造に多くの実績を持っています。
デザイン・設計から、素材の加工・塗装まで、長年の熟練した匠の技で一貫して製造をおこなっております。
都市の安全を支える「照明ポール」には、強度・耐久性と共にデザイン性も求められます。テック大洋工業では、環境対応型有機金属不動態化塗装を照明ポールに採用し、環境対応型ポール「タイヨウポール」として、素材の選択から豊富なカラーリングまで様々なニーズに対応いたします。
通常、コンクリート埋設部と露出部の間では、環境の差異(酸素濃度・湿度差・PH導電率等)による大きな電位差が生じています。ここに降雨やペットのマーキングなどによって水分が付着すると巨大腐食電池(マクロセル)を形成し、激しい腐食が進行してしまいます。しかし、タイヨウポールの場合、有機金属不動態化塗装により電位差が緩和され、水滴が付着した場合でも、電流が流れにくくなり地際腐食を防止します。
耐候性鋼は、「鋼表面に形成する極めて安定した『さび』の被膜」によって鋼材の腐食問題を解決した高張力鋼です。
自然がつくる『さび』が被膜となって自らを保護する特性は、塗装寿命の大幅な延長など、今日の大きな問題となっている鋼構造物のミニマムメンテナンスのニーズに対して高く評価されています。
テック大洋工業は有機金属不動態化塗装技術を進化させ、工場において約2週間で初期の安定さびを形成させることに成功しました。設置条件やさび環境によって安定さびの生成にバラツキを生じていた従来の挙動を覆し、極めて短期間で順調に安定さびに移行します。
普通鋼材は、経済性が高いだけでなく、強度や加工性などのさまざまな利点から、あらゆる金属の中でも最も広範囲に使用されています。普通鋼材の欠点のひとつとして大気中で腐食が進行するということが挙げられますが、「タイヨウポールN」では有機金属不動態化塗装を適用し、普通鋼材の表面を改質して耐久性を向上させます。
亜鉛メッキはメッキ層が残存する限り、「自己犠牲防食機能」を発揮します。しかし、塗装との密着性について問題が発生する場合があります。「タイヨウポールZ」は亜鉛メッキ専用の有機金属不動態化塗装を採用し、亜鉛との錯態形成により密着性と耐久性を飛躍的に向上させます。