テック大洋工業の製品は、お客様の要望や設置場所、周りの環境等に合わせ全てオーダーメイドで製作しています。
お客様からのさまざまな要望やアイデアを元に、あらゆる角度から分析・検討し企画提案いたします。
技術的な問題に詳しい担当者が、お客様の疑問点・問題点を解決し、お客様と共に最適なソリューションを実現いたします。
お客様との打ち合わせにより全体のイメージが確定したら、それを元に設計・デザインをします。
設計にあたってはお客様のご満足が得られるように設計条件のきめ細かい整理や現状の調査などをおこない、環境に配慮した高い安全性でご提案いたします。
また、設計する際には「強風や地震がおきても安全か」「荷重に耐えられるか」などを考慮しなければならないため、必ず構造計算をおこない、高い安全性を確保しています。
設計する際に、設置場所や環境に配慮した素材のご提案をしております。当社では素材の重要性をどこよりも深く認識し、製造技術だけでなく、「確かな素材」をご提案できるよう日々努力しています。
環境施設では、日本の厳しいさび環境にも耐えることができ、尚且つ安心・安全で維持管理費の軽減にもつながる耐候性鋼材(COR-TEN)や耐候性はがね鋳物(CAS-TEN)などの素材を積極的に使用しています。
その他、普通鋼やステンレス、木材・石材・ガラスなどさまざまな素材の中からお客様に最適な素材をご提案しております。
仕様が全て固まったら、加工図を元に熟練したクラフトマンがシャーリングや、メタルソーなどのさまざまな機器を用いて切削や曲げの加工をおこないます。
当社では、この加工プロセスから製品の安全や景観を意識し、素材の板厚より厚みがある素材を想定して曲げ加工をおこなったり、加工速度を遅くして良好な仕上げになるよう工夫しております。
静岡と秋田の2工場で、数十台も所有している加工機器により、さまざまな特注品のニーズに幅広く対応でき、公園などの照明灯や休養施設のシェルター、パーゴラなどのデザインとコストパフォーマンスの向上を実現することができました。
加工図どおりに切削や曲げの加工が完了したら、次は各素材を溶接して製品の形に組み立てていきます。
当社では、半自動溶接機、ティグ溶接機などの機器を使用して鋼材の溶接をおこなっております。
この溶接をいいかげんにしてしまうと、そもそも優れた鋼材の良さを十分に発揮することができないまま、大きな力が加わったときに、接合部で破断することになってしまいます。
よってただ丈夫にすれば良いというものではなく、そこにどのような力が加わるかということに応じて接合方法や寸法を考えなければならないのです。
当社では、引張り、曲げ、衝撃試験を独自におこない、安心の耐久性をもった溶接を心がけております。
表面処理の目的は、製品の表面に塗膜を形成することによって、デザインの意匠性と耐久性の向上を可能にすることです。
その特性を有効に引き出すためには、適切な塗料・塗装方法を選定し、徹底した条件管理が必要です。
当社では、表面処理を施した製品が使われる環境や用途などを考慮し、さまざまな試験結果と経験豊富なクラフトマンにより、望ましい耐久性を備えた表面処理をご提案しております。
当社で使用している鉛フリー・クロムフリーの防錆塗装を実現したエコストコートは、 今までの塗装の約3分の1程度の薄膜で防食を実現し、塗装使用量を軽減でき、資源面からも環境保全に貢献しております。
検査は各工程の後に必ずおこなっております。
設計後の製作過程に入る前に使用材料の検査をする材料検査や各加工後の寸法検査、塗装面の膜厚検査など、安全のためには欠かせない工程と全スタッフが認識し、厳密なチェックをおこなっております。
また、製作物によっては施主による立会検査などが入ることもあります。
各工程で検査をおこなうことにより安心で安全はもちろん、外観の長期安定や耐食性の向上なども得ることができます。
工場での作業が完了したらいよいよ現場での本格的な工事の始まりです。
現場ごとに要求される基準・要領に適応した施工をしなくてはならず、ミスの許されない難しい作業です。
施工中は小さな工事から大きな工事まで、様々な危険が潜んできます。
当社では、ひとつひとつの作業が安心・丁寧で、正しくおこなわれる様「公園施設製品安全管理士」や「公園施設製品整備技士」などの有資格者が、どのプロジェクトにおいても厳しく管理し、施工段階でのミスを防いでいます。
当社で製作された製品は、その責任を明確にする安全の印としてSPマークもしくはSPLマークを表示しています。
当社が掲げる「ものづくり一貫システム」として欠かせないのがメンテナンスです。
安全かつ快適な状態で景観施設を末永く維持するためには、日常的な「点検」と定期的な「点検」を計画的に行うことが大切だと考えられます。
当社で製作される製品は、JPFA公認の専門技術者が細部にわたり施設の「劣化」診断を厳密に実施し、防食などによる事故を未然に防ぐ努力をしています。
当社としても、厳しい設置条件であっても安心・安全をお届けできるよう、海岸や積雪地帯などの設置条件の厳しい場所を選び、経年変化を追跡して品質向上を目指してきました。
これらの長年にわたる豊富な実績や努力から培った経験や、JPFAの安全に関する規準、 国内外の事故事例を踏まえ、メンテナンスにも最大限の力を注いでおります。